経営計画書の活用

2017年11月28日(火)
こんにちは。税理士の関口です。
町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
 
スタッフに経営者の考え方を伝えるのに、どうやっていますか?
関口会計では、経営計画書を活用しています。
関口会計は、おかげさまで8年連続で増収しています。その一端を担っているのが、経営計画書です。
経営計画書は、日本経営品質賞を2度も取得している中小企業のカリスマ経営者小山昇氏の本を参考に、約3年前にまねして作成しました。
 
内容は、
所長からの言葉
昨年の実績と今年の目標
企業理念と経営理念
方針
年間スケジュール
を記載しています。
 
方針には、次の項目があります。
  • お客様に関する方針
  • 環境整備に関する方針
  • クレームに関する方針
  • サービスに関する方針
  • 重点主義に関する方針
  • 月次及び決算に関する方針
  • 営業販売促進に関する方針
  • 内部体制に関する方針
  • サンクスカードに関する方針
  • 人事評価に関する方針
  • スタッフに関する方針

方針は、全部11個あります。それを、毎朝、1つずつスタッフと読み合わせをします。

毎日1個と決めているので、年間スケジュールで11月28日はどの方針を読むかを決めています。決まっていれば、スタッフのみんなは、迷いなくやってくれます。あいまいにしか決まっていない、口で伝えたことは、後回しにされて、うやむやになります。

 
新しい方針を作るときなどは、基本的には、本などで読んで「これやりたい」と思ったとこをまねして、加えていきます。
また、毎日読み合わせを行うので、関口会計とは合わないとか、違和感を感じた部分は、経営計画書にメモをしておいて、来年経営計画書を作るときに訂正します。
 
17年4月に入社したMさんは、前職は印刷会社の営業をやっていました。
前の会社には、経営計画書はなかったようで、関口会計の経営計画書を見て、「方針が決まっているとやることが明確になり、働きやすいです」と言ってました。
 
経営者が、自身の考え方をスタッフに伝える時、まず、自分の想いを言葉で直接伝えることが非常に重要です。
ただし、言いっぱなしではだめ。紙に書いておく必要があります。
紙に書いておかないと次のようなデメリットが生じます。
毎回経営者が伝えることが変わる。経営者は、よく勉強をします。だから、3ヶ月前と今では考えが変わっていることがたくさんあります。受け取る側は、前と言っていることが違うと思い混乱します。なにを実行すればよいかわからなくなります。
また、経営者もスタッフも忘れてしまいます。エビングハウスの忘却曲線で、聞いたことは、20分後には42%忘れます。1時間後には56%忘れ、1日経つと74%とほとんど忘れてしまいます。
人間は、物事を忘れる生き物ですから、方針は、繰り返しスタッフに伝える仕組みを作ることが大切です。
繰り返し伝えるためには、紙に書いておくことがポイントです。人は、紙に書いてある決め事は守ります。
 
経営計画書があると、スタッフが経営者に意見することも出来ます。社長がやっていることは、経営計画書に書いてあることと違うといえます。言葉で伝えたことでは、言った言わないという問題になります。
 
経営計画書に、完成はありません。常に経営計画書を改善し、それにしたがってスタッフ一丸となって行動し業績アップを目指していきます。