クラウド型会計ソフトを1年弱使ってみた感想

2018年01月09日(火)
こんにちは。税理士の関口です。
町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
 
私が、クラウド型の会計ソフトを使い始めて、そろそろ1年になります。使ってみた感想です。
マネーフォワードのMFクラウドを使っています。
クラウド型会計ソフトは、AIを利用して勘定科目を提案するといっています。しかし、勘定科目の利用は、会社ごとに違いがあるので、人工知能を使った勘定科目の提案は、あまり便利なものではない印象です。
簿記の知識があまりない方が、経理処理するのであれば、提案してくれるのはありがたいかもしれませんが、たまに「全然違うじゃん」という科目設定も出てきますので、注意が必要です。
仕訳の勘定科目の割り当ては、摘要のないようで判断しているようです。
過去に一度出てきた取引で、こちらで科目を設定したものは、次に出てきた時に、設定した科目を振り当ててくれます。
長く使うほど、経理処理が楽になってきます。
 
勘定科目の振分けは、さらに細かく設定することができます。
私は、税金の支払など、年に1度まとまった金額を支払わなければいけない場合、定期積金で月々積み立てています。その結果、通帳明細に定期積金の引き出しで、同じ摘要のものが月に10行以上あります。
その場合、金額で仕訳の振り分けを行うことが出来ます。
ちゃんと設定しているつもりですが、私の思ったとおりに振り分けが行なわれない取引があり、完全に使いこなすには、まだまだ時間がかかりそうです。もちろん、ちゃんと設定できていないことが原因でしょう・・・。
 
インターネットバンク等から取り込んだデータは、摘要や金額などをキーにして勘定科目の設定がおこなわれます。
その中で、振込手数料などの取扱いが非常に難しいです。
振り込み手数料の摘要は、銀行によって表示は違いますが、例えば「振込手数料」。金額は540円というデータが取り込まれます。
その振込手数料、仕訳の取り扱いには、複数存在します。
「買掛金」で処理する場合や「仕入」など、まったく同じ内容ですが、違う勘定科目で処理する場合があります。
この場合、条件設定では、どうにもならないでしょう(私が知らないだけかも知れませんが…)。
正しく処理するには、手で仕訳を訂正しないといけません。
クラウド型会計ソフトの弱点は、手入力するときに、反応がモサッとした感じがあります。
仕訳の訂正など手で仕訳を入力する場合、弥生会計などインストール型会計ソフトを利用していた方だと結構なストレスがかかります。
ただし、入力の時間などが省略できるので、仕訳訂正にストレスがかかったとしても、トータル時間はクラウド型の方が少なくすむという考え方もあります。
 
私が感じたクラウド型会計ソフトの一番のメリットは、ボタン一つで、全ての現金残高がわかることです。
事業を行っていれば、最低5つぐらいの口座を持っておきたいところです。
たくさん通帳を持つことの弱点は、残高の確認が難しいところです。
経営判断を行う時、一番重要なポイントの一つは、現金預金残高がいくらあるかです。
クラウド会計を活用すれば、登録している預金口座の残高がすぐに把握できる。銀行回りをして、通帳記帳しなくても、瞬時に残高がわかるのは、経営者にとっては、かなりうれしい機能です。
 
会計ソフトと違うのですが、請求書作成ソフトもあります。
請求書作成ソフトにも、便利な機能があります。
請求書作成の登録をしておくと、繰り返し自動で請求書の作成をしてくれます。私
のような毎月一定額請求をする場合には、非常に便利です。
1年目の今年は、新しい請求書を作り、設定をする必要がありましたが、これからは、ほとんどの請求書を自動で作成してくれます。
かなり業務の削減になると期待しています。
 
今までは、ため込んでいた月次処理を、MFクラウドを導入してからは、ほとんどためずにリアルタイムで処理を進めることができています。
しかし、全体的には、研究の余地があります。
楽をするために、色々研究をしていきます。