中小企業の経費節減は、正しい選択か?

2018年02月13日(火)
こんにちは。税理士の関口です。
町田市つくし野で会計事務所を経営しています。。
 
経費には、「仕入高」「給料」「地代家賃」「減価償却費」「広告宣伝費」など色々なものがあります。
会社で独自に使っている科目もありますから、その種類は、何千・何万になります。
それほど多くの勘定科目がありますが、一番大きく分けると2つの種類に分かれます。
 
その2つの種類とは「変動費」と「固定費」です。
 
変動費とは、売上に比例して発生する費用です。
売に対する仕入れのように、売上の増減に比例して増減する経費です。
例えば、文房具屋がボールペンを60円で仕入れて100円で販売している場合
 1本販売する場合、60円仕入高が計上され、売上高は100円。
 5本販売する場合、60円✖5本=300円仕入高が計上され、売上高は100円✖5本=500円。
このように、売上に比例して計上するものが変動費です。
 
もうひとつの経費の固定費とは、売上と関係なく発生する費用です。
家賃や給料など、たとえ売上がゼロだったとしても、発生する費用です。
業績が下がっているときに、固定費の節減から考える経営者が多いです。
この経費節減、一時的な措置として行うのは、問題ありません。
ただ、継続的に経費を節減を行っていては、会社の業績は上がりません。
 
 お給料をへらせば、人の確保ができません。
 広告宣伝費を減らせば、お客様が来てくれません。
 教育費を減らせば、お客様へのサービスの質が低下します。
 
 
固定費の削減に飽き足らず、変動費を下げることを考える経営者がいます。
変動費を下げる意味は、『商品の質を下げる』か、『取引業者に無理をさせる』かのどちらかになります。
商品の質を下げた場合、必然的に売上は下がります。お客様は、バカではありません。
取引業者に無理をさせる場合、長く続きません。
もともと安い金額で提供してくれる、業者を探すしか手はありません。
中小企業は、経費節減してもうまくいきません。
経費節減が効くのは、大企業です。
 
中小企業は、低価格のダメだし、経費節減も難しい。
中小企業を経営するのは、簡単ではありませんねぇ。
 
固定費は、会社の規模を表します。
業績が悪くなったら、当たり前のように経費節減を目指しますが、固定費は会社の規模です。
上場企業と中小企業を比較すると、収益力は圧倒的に上場企業が上です。
固定費も上場企業の方が圧倒的に多くかけています。
つまり、固定費を沢山使う会社の方が、収益力は上です。
 
業績を上げるためには、経費が必要です。
そのための必要経費です。
上手に経費を使って、業績アップを目指しましょう。