決算書は、なぜ1年単位なの?

2016年11月22日(火)
こんにちは。
税理士の関口です。町田市つくし野で、会計事務所を経営しています。
 
会社でも、個人事業でも、日本で事業を行っている場合には、最低でも1年に一度、決算をして税務申告をする必要があります。
これを理由に、通常の損益計算書は、決算を迎えると、繰越処理が行われ、売上高、仕入高、利益など全ての科目が0円にリセットされます。
 
しかし、事業は何年も継続されることを前提としてやりますよね?。
1年ごとにリセットしてしまっていいのでしょうか?
 
1年ごとに決算をしてリセットするのは、外部の利害関係者の為にやっています。
代表的な例が、税務署。税務署は、会社が、最低1年ごとに決算をして、税金を払ってもらわないと困ります。
それと銀行。お金を貸した会社の状況を最低1年ごとに確認したいです。貸したお金をちゃんと返してくれそうな会社か?それとも、ちょっと厳しくなっている会社か?チェックします。
 
外部の利害関係者は、1年ごとに会社の内容を確認したいが、経営者にとっては、損益計算書を1年ごとにリセットするのは、弊害が大きいです。
 
損益計算書の前期比較を見ていても、あまり劇的に数字が変動していない。しかし、ちょっとずつ業績が悪くなっている場合や、5期比較も年に1回程度の確認や確認する。また、確認方法も、数字だけを確認しているだけだと、状況や流れのイメージかつきにくくなりますので、茹でガエル現象のように、会社の危機に気がつくのが遅くなります。
 
私は、顧問先の月次を確認する時には、大雑把に会社の流れを確認してから、だんだんと細かいところを確認するように心がけています。
会社の業績を確認する場合、まず、長期的な視点で確認をして、だんだんと細かいところを確認するように心がけましょう。
 
また、関口会計では、MQ(粗利額)やF(期間費用)、現金預金残高を移動平均グラフにして、顧問先にお渡ししています。(関口)